2009/10/21

第4回人間中心設計特論

アッキレ・カスティリオーニのデザインについて講義を受けました。

FormとContext
プロダクトデザインは素材・形状など製品そのものを表すFormと、いつ誰がどこで何のためになど人にとっての意味を表すContextに分けて考えられる。

例えば、ペルソナ手法では人間を設定し、生活を想定し、こんな価値が必要であるとContextを決定し、続いて価値を実現するため製品Formを考えていくContext発進のデザイン手法である。
こんな形でこんな動きでこんな事ができる製品Formを考えてき、続いてその製品は誰がこんな時に使えばこんな価値があるContextを探る方法がForm発進の手法である。

どちらの手法でも最終的にユーザーに必要とされる魅力的価値を提供するためのヒントです。
多分、どちらかの手法のがやりやすい場合があると思うし、得手不得手もあるから、時と場合を考えて活用しよう。ってこと

Form発進ですごい人はカスティリオーニ

カスティリオーニの特徴として以下の2つのデザイン手法について

1.Re design
テーブルに穴をあけて壁掛けにするなど、カスティリオーニのRedesignは既存の製品に少しだけ変化を加えて新しい価値を創造する考え方















2.Ready made design
トラクターの座面を用いて、新たな椅子を作り出すなど、既存製品を転用して新たな製品を作り出す考え方













Re designとReady made designを比較すると既存製品からの変化率はReady made designの方が大きいというのが自分の見解です。また、Ready made designは転用することで既存製品の元々使われていた属性的意味を添加し、Metaphaとしての効果を持つと考えられます。

カスティリオーニは使用するシーンに情緒的な魅力があるから大好きですね。

カスティリオーニバンザイ!

0 件のコメント:

コメントを投稿